大人も使える暗記方法5選|やってはいけない勉強法も

学生時代に頻繁に行っていた「暗記」は、大人になった現在でもしばしば必要になることがあります。
本記事では、大人でも使える暗記方法を5つに分けて解説していきます。
大人になると暗記が難しくなってくる理由や、やってはいけない暗記方法についても解説します。ぜひご参考ください。

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講師プロフィール

日本一の記憶博士

吉永 賢一

偏差値93

東京大学理科3類合格

IQ180を持つメンサ会員

講師歴32年、元家庭教師で15,000人以上に指導

記憶力ギネス世界新記録保持者という業界随一の肩書を持つ記憶術講師

書籍出版や雑誌掲載多数!

基本の暗記テクニック

まずは、基本の暗記テクニックから解説していきます。
ここでは、以下の5つを紹介します。

  • 書いて覚える
  • 音読して覚える
  • 身体を動かしながら覚える
  • 人に伝えることで覚える
  • 関連したものをまとめて覚える

それぞれ見ていきましょう。

書いて覚える

書いて覚えることは暗記テクニックのひとつで、情報を手書きすることで脳に深く刻み込まれる効果があります。
手書きすることで視覚的な記憶や筆記の動作が脳に関連付けられ、情報の定着が促進されるわけです。

また、書くこと自体が集中力を高め、思考を整理する効果もあります。
暗記したい内容を書き写したり、ポイントをまとめたりする際に有効です。

関連記事:「青ペンは暗記しやすい」は嘘であり本当である?おすすめの暗記法も紹介

音読して覚える

音読して覚えることも暗記テクニックのひとつで、情報を声に出して読むことで脳に記憶を深く刻み込む効果があります。
声に出すことで聴覚的な情報も関与し、複数の感覚を使うことで記憶効果が増すという側面も。

また、声に出して読むことで口の動きや呼吸にも関与し、集中力を高める効果もあります。
暗記したい内容を声に出して反復することで、効果的な記憶が期待できます。

身体を動かしながら覚える

身体を動かしながら覚えることも暗記テクニックのひとつで、情報を覚えるときに身体的な動作を組み合わせることで脳に深く刻み込まれる効果があります。
身体を動かすことによって、運動記憶や感覚神経が刺激され、情報の定着とアクティブな学習が促進されます。
暗記したい内容を声に出しながら歩く、ジェスチャーや身振りを使いながら覚えるなど、動きと情報を結び付けることで効果的な記憶が期待できるでしょう。

人に伝えることで覚える

人に伝えることで覚えることも暗記テクニックのひとつで、他人に教えることで情報を自分の中で整理し、記憶を強化できます。
教える過程で理解を深め、言葉で説明することで記憶が定着するわけです。
他者との対話やフィードバックも効果的な学習を促します。

関連したものをまとめて覚える

関連したものをまとめて覚えることも暗記テクニックのひとつで、情報を結びつけることで記憶の定着を促します。
関連性のあるトピックをグループ分けし、一緒に覚えることで効果的です。
視覚的に整理したり、キーワードを使った関連付けを行うことで、情報の結びつきを強化し、より長期的な記憶を実現します。

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大人の暗記におすすめの記憶術

次にいよいよ、大人の暗記におすすめの記憶術を紹介していきます。
ここでは、脳科学の分野でもその効果が立証されている、以下の5つの方法を解説します。

  • 場所法
  • アクティブリコール法
  • スペーシング効果
  • マインドマップ法
  • ストーリーテリング法

それぞれ順に確認してください。

場所法

「場所法」は大人の暗記に効果的な記憶術です。
具体的には、覚えたい情報を特定の場所や空間に結び付けてイメージ化する方法です。
たとえば自宅の各部屋を巡りながら情報を配置することで、場所と情報が結びつき、記憶が強化されます。

視覚的なイメージや体験を通じて、より長期的な記憶を実現します。

アクティブリコール法

「アクティブリコール法」も大人の暗記に効果的な記憶術です。
学習した内容を思い出し、アウトプットすることに焦点を当てます。
要約や質問、他人に教えるなどの方法を使い、情報の再活性化と復習を行いながら、より深い理解と長期的な記憶を促進します。

スペーシング効果

「スペーシング効果」とは、大人の暗記におすすめの記憶術です。
一度に大量の情報を詰め込むのではなく、一定の間隔を置きながら学習と復習を行います。
脳が情報をより効率的に処理するために、適度なスペースを設けることで、長期的な記憶の形成と保持が促進されます。

マインドマップ法

「マインドマップ法」も大人の暗記におすすめの記憶術です。頭の中で行っている思考を可視化し、頭の働きを活性化させます。ノートや図表を使いながらキーワードを結びつけることで、情報の整理と発想の拡大を促します。直感的で視覚的な手法であり、効果的な学習・記憶のアプローチとなります。

ストーリーテリング法

「ストーリーテリング法」も大人の暗記におすすめの記憶術です。
情報を物語として組み立てることで、記憶が活性化しやすくなります。
聖書などでもこの手法が使われ、教えを分かりやすく伝える役割を果たしています。
ストーリーの力を活用して、情報の定着と理解を促す方法です。

やってはいけない暗記方法

ここからは、ついやってしまいがちですが、実はやってはいけない暗記方法を3つ解説します。

  • 目で見て黙読だけで覚えようとする
  • 復習をせずに一度だけで覚えようとする
  • 同じことをただ繰り返して飽きてしまう

それぞれ確認してください。

目で見て黙読だけで覚えようとする

目で見て黙読だけで覚えようとすることは、効果的でない暗記方法です。
単純な視覚情報の取り込みでは、情報の定着や関連付けが難しく、記憶の持続性が低下します。
対話や書き起こし、図表などほかの手法を組み合わせることで、記憶の定着と理解を深めることが重要です。

復習をせずに一度だけで覚えようとする

復習をせずに一度だけで覚えようとすることも、効果的でない暗記方法です。
一度の学習では情報が頭に定着せず、長期的な記憶としては脆弱になります。

復習を繰り返すことで、情報の定着と再確認が促され、記憶の持続性が高まります。
定期的な復習を取り入れることが重要です。

同じことをただ繰り返して飽きてしまう

同じことをただ繰り返して飽きてしまうことも、効果的でない暗記方法です。
単調な繰り返しでは興味が薄れ、情報の定着や理解が困難になります。
多角的なアプローチや創造的な工夫を取り入れることで、興味や関心を維持し、記憶の定着と理解を促すことが重要です。

大人になると暗記が難しくなる理由

次に、大人になると暗記が難しくなる理由も見ていきましょう。
主な理由は以下の2つとされています。

  • そもそも脳は暗記に向いていないため
  • 海馬の発達によりエピソード記憶が中心になるため

それぞれ解説していきます。

そもそも脳は暗記に向いていないため

そもそも脳は暗記に向いていないというのも、暗記が難しい理由のひとつです。
実は、脳の記憶中枢の本質は忘れることにあります。
というのも、新たな知識を取り入れたり整理したりするため、はたまたストレス管理のため、脳は繰り返し入る情報以外は積極的に忘れるようにできています。
そのため、単純な繰り返しでは暗記が困難であり、すでに情報の多い大人は、子ども以上に記憶が困難となるのです。

海馬の発達によりエピソード記憶が中心になるため

大人になると暗記が難しくなる理由のひとつは、海馬の発達によりエピソード記憶が中心になるからです。
エピソード記憶は体験や出来事に関連して情報を記憶するため、単純な暗記に比べて情報の結びつきが重要になります。
効果的な暗記法としては、情報に意味や関連性を与えることでエピソード記憶を活用し、長期的な記憶の定着と回想を促すことが重要です。

 

関連記事:エピソード記憶とは?特徴や意味、記憶との関連について解説!

効率的に暗記するためのコツ

最後に、効率的に暗記するためのコツを紹介して終わります。
ここでは網羅的に、以下の6つを解説していきます。

  • 繰り返し復習する
  • 具体的な内容をイメージして覚える
  • 睡眠の質を上げる
  • 睡眠前・午前中に暗記する
  • 時間制限を設ける
  • 暗記の最中はスマホを遠ざける

それぞれ見ていきましょう。

繰り返し復習する

繰り返し復習することは、効率的な暗記のコツのひとつです。
短期的な記憶から長期的な記憶に変換するためには、情報を何度も繰り返し復習する必要があります。
定期的な復習を行うことで、記憶の定着度が高まり、忘れるリスクを減らすことができます。

具体的な内容をイメージして覚える

具体的な内容をイメージして覚えることも、効率的な暗記のコツのひとつです。
イメージを通じて情報を視覚化することで、記憶に深い印象を刻み込むことができます。
また、具体的なイメージは抽象的な情報よりも脳にとって親しみやすく、記憶の定着度を高める効果もあります。

睡眠の質を上げる

睡眠の質を上げることも、効率的な暗記のコツのひとつです。
良質な睡眠は脳の機能を整え、情報の処理能力と記憶の定着力を向上させます。
十分な睡眠時間を確保し、快適な環境を整えることで、情報の処理と記憶の合理的な集約が可能になります。
睡眠は暗記の要素として重要であるため、適切な睡眠習慣の確立が重要です。

睡眠前・午前中に暗記する

睡眠前・午前中に暗記することも、効率的な暗記のコツのひとつです。
睡眠前は脳が情報を整理しやすく、午前中は集中力が高まるため、効果的に情報を記憶できます。
睡眠前に復習し、午前中に新たな情報を覚えることで、脳の活性化と長期記憶の形成につながります。

時間制限を設ける

時間制限を設けることも、効率的な暗記のコツのひとつです。
限られた時間内で集中的に学習することで、焦点を絞り、効果的に情報を覚えることができます。
また、時間制限は目標を明確にし、効率を上げるためのプレッシャーをかけることにもつながるでしょう。
計画を立て、短いインターバルを入れながら集中的に学習することで、暗記効果を高めることができます。

暗記の最中はスマホを遠ざける

効率的に暗記するには、暗記の最中にスマートフォンなどの電子機器を遠ざけることが重要なポイントです。スマートフォンは気を散らし、集中力を削ぐ要因につながります。
スマートフォンのほかに、PCやタブレットも避けるべきでしょう。
暗記のセッションをあらかじめ設定して、その間は電子機器に触れず、集中して情報を覚えることを意識しましょう。

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大人には大人に適した暗記方法を

 

今回は、大人の暗記方法について解説してきました。
大人向けの効果的な暗記方法としては、場所法やアクティブリコール法、マインドマップ法などがあります。
場所法は物事を特定の場所にイメージすることで記憶を強化し、アクティブリコール法は学習内容を思い出しアウトプットすることで記憶を定着させる方法です。
また、マインドマップ法は情報を視覚的に整理し、結びつけることで記憶を補強できます。
これらの方法を組み合わせて適切な暗記方法を選ぶことが重要です。

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監修者
的場 惇人(まとば あつひと)

株式会社Wonder Education 代表取締役

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