記憶の宮殿とは?ギネス認定の記憶術を紹介

「記憶の宮殿(メモリーパレス)とは?」
「記憶の宮殿の作り方は?」
「記憶の宮殿を効率的に使うポイントが知りたい」
記憶は、私たちの日々の課題としてさまざまな形で立ちはだかります。
記憶力を向上することで、勉強や仕事のパフォーマンスにも直結するでしょう。
本記事では、ギネス世界記録にも認定されている「記憶術」について、詳しく解説していきます。

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監修者情報

株式会社Next Education

吉野式記憶術、宮地式脳トレ記憶術など、記憶や脳に関するコンテンツを数多く手掛ける記憶のエキスパート。


記憶の宮殿(メモリーパレス)とは?

「記憶の宮殿(メモリーパレス)」を聞いたことはありますか?
記憶の宮殿・別名メモリーパレスとは、記憶術「場所法」の一種です。
場所法とは、心理学でも「アセンブリ」という名前で、その効果が立証されています。
アセンブリとは「配置」という意味で、記憶を場所に置いていくイメージを持つことで記憶が整理され、インプットもアウトプットもしやすくなるのです。
ここからは、記憶の宮殿について、より詳しく以下2つの観点から解説していきます。

  • 古代ギリシャから伝わる記憶術
  • ノーベル賞でも効果が証明されている

それぞれ確認してください。

古代ギリシャから伝わる記憶術

記憶の宮殿は古代ギリシャから伝わる記憶術です。
この術では場所や建物をイメージし、印象的な場面を使って情報を記憶します。
古代学者たちはこの方法を使い、大量の情報を容易に記憶していました。

ノーベル賞でも効果が証明されている

記憶の宮殿は、2014年のノーベル生理学・医学賞も取っています。
具体的には「記憶を配置的に覚える専用の細胞を発見」しました。
また、単語テストを用いたある研究では、トレーニングを受けていないグループが平均30個の単語を思い出せたのに対し、メモリーパレスを使うトレーニングを受けたグループは平均56個の単語を思い出すことができました。

記憶の宮殿の作り方

ここからは、記憶の宮殿の具体的な作り方を見ていきましょう。
押さえておくべきは、以下の6点です。

  1. 宮殿の様子をイメージする
  2. 宮殿を歩く順番を決める
  3. 歩く途中に覚えたい情報を置いていく
  4. 情報と紐づける鍵を作る
  5. 宮殿の中を毎日歩く
  6. 定期的に宮殿をメンテナンス・拡張する

それぞれ解説していきます。

作り方①宮殿の様子をイメージする

記憶の宮殿を作るファーストステップは、宮殿の具体的なイメージを創り出すことです。
まず、自分がよく知っている場所や建物を選びます。
そこにはっきりとした特徴やディテールを思い浮かべ、それを使って情報を結び付けることで、記憶の宮殿を作り上げることができます。

作り方②宮殿を歩く順番を決める

宮殿を歩く順番を決めるステップは、記憶の整理と効率的な情報へのアクセスを目指すものです。
順番を決めるためには、情報を特定の場所や部屋に割り当てる必要があります。
その後、順番に沿って宮殿内を歩き回ることで、情報を呼び出す手がかりを作ります。

作り方③歩く途中に覚えたい情報を置いていく

歩く途中に覚えたい情報を置いていくステップは、記憶の保持と整理を助けるテクニックです。
歩く途中で覚えた情報を特定の場所や部屋に紐付けて置いておくことで、後でアクセスしやすくなります。
この方法を使うと、宮殿内を歩きながら蓄えた情報をスムーズに思い出すことができます。

作り方④情報と紐づける鍵を作る

情報と紐づける鍵を作ることは、情報を効果的に記憶するための重要なステップです。
情報を具体的なイメージや感覚体験に結びつけることで、脳内での記憶強化を促します。
シンボリックな鍵やパズルのピースなど、関連する情報やコンテキストを想起しやすい物と結びつけることで、長期的な記憶の形成を支援します。

作り方⑤宮殿の中を毎日歩く

宮殿の中を毎日歩くステップは、情報を定着させるための効果的な練習方法です。
毎日同じ経路を歩くことで、記憶の強固さが増し、情報へのアクセスが迅速になります。
宮殿内の場所やアイテムを繰り返し視覚化し、想像力を活用することで、より効果的な記憶の定着が可能となります。

作り方⑥定期的に宮殿をメンテナンス・拡張する

定期的に宮殿をメンテナンス・拡張することは、長期的な記憶の維持と成長を促す重要なステップです。
定期的なメンテナンスにより、宮殿内の情報やイメージを復習し、記憶を強化できます。
また、新たな情報やアイデアを追加することで、宮殿の広さや連想が豊かになり、知識の拡張も容易になるでしょう。
効果的で継続的な宮殿の管理が、より効率的な記憶形成をもたらします。

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記憶の宮殿を効率的に使うポイント

ここからは、記憶の宮殿を効率的に使うポイントを2つ解説していきます。

  • ストーリー法と組み合わせる
  • ハッキリと思い出せる宮殿にする

それぞれ確認してください。

ストーリー法と組み合わせる

記憶の宮殿を効率的に使うためのポイントのひとつは、ストーリー法と組み合わせることです。
ストーリーを作りながら情報を宮殿に配置することで、情報を意味付けし、より覚えやすくします。
ストーリーの流れを辿りながら情報を思い出すことで、連想による記憶の引き出し具合が向上し、より効果的な記憶定着が可能となります。

ハッキリと思い出せる宮殿にする

ハッキリと思い出せる宮殿にすることも重要です。
そのためには、宮殿の中での場所設定やイメージの具体化が重要です。
物理的な特徴や感覚的な情報を取り入れ、鮮明なイメージを作り上げましょう。
また、繰り返し練習することで宮殿との結びつきを強化し、思い出しやすさを向上させます。

記憶の宮殿を作る方法

最後に、記憶の宮殿を作る具体的な方法を、日常生活と紐付けて紹介していきます。
ここでは、以下の5つの方法を紹介します。

  • 家・建物・道路を使う
  • 身体・場所・ものを使う
  • 写真を使う
  • 映画・アニメを使う
  • 想像で架空の宮殿を作る

それぞれ順に見ていきましょう。

方法①家・建物・道路を使う

家・建物・道路を使う方法では、身近な場所や日常の風景を宮殿に組み込むことで記憶を効果的に保持します。
家の各部屋や建物の構造、道路の特徴を利用して、情報やイメージを配置しましょう。
これにより視覚的な経路が生まれ、思い出しやすさが増します。

方法②身体・場所・ものを使う

身体・場所・ものを使う方法では、身体の感覚や場所、身の回りの物を宮殿に組み込みます。
具体的な動作や触感、物の特徴などを想像し、結びつけましょう。
これにより多角的な情報処理が促され、思い出しやすい宮殿が構築できます。

方法③写真を使う

写真を使うことで、視覚的な刺激を強化でき、さらに宮殿のイメージが持ちやすくなるでしょう。
写真には時間や場所、人物などの情報が詰まっており、それを宮殿と結び付けることで、より複雑かつ鮮明な記憶も形成できます。
ぜひ、写真を活用してみてください。

方法④映画・アニメを使う

映画・アニメを使う方法では、自分の記憶の宮殿を映画やアニメの場面に置き換えることで、豊かな想像力を活かして記憶を形成できます。
映画やアニメは視覚と音響を通じて情報を伝えるため、鮮明なイメージやエモーションを持つ記憶を作りやすくなります。

方法⑤想像で架空の宮殿を作る

想像で架空の宮殿を作る方法では、自分の想像力を使って宮殿を作ります。
色々な要素を組み合わせて宮殿のイメージを豊かにし、想像力を鍛えることで記憶力を高めることができます。
自分だけのオリジナルな宮殿を作ってみましょう。

記憶の宮殿とは古代ギリシャから伝わる記憶術

今回は、記憶の宮殿について解説してきました。
「記憶の宮殿」とは、古代ギリシャの記憶術のひとつで、頭の中に架空の宮殿を作り、そこに覚えたい情報を場所ごとに紐付けて記憶する方法です。
頭の中で宮殿を歩き回ることで、情報を思い出すことができます。
効果的な記憶法として利用されています。

ちなみに、記憶力をあげたいなら吉永式記憶術という記憶術もおすすめです。

記憶術は科学的に裏打ちされたスキルなので、誰でも習得できるメリットがあります。

Next Educationでは、誰でも記憶力を高められる記憶術講座を提供しています。再現性の高い指導で、記憶力向上とそれによる目的の達成をサポートしていますので、ご興味のある方はぜひ気軽にお問い合わせください。

記憶術のスクールなら株式会社Next Education

監修者
的場 惇人(まとば あつひと)

株式会社Next Education 代表取締役

#株式会社Next Educationとは?

いつからでも、どこからでも、気軽に新しいことに挑戦できる。「次の新しい学び-Next New Education-」を始められる。そんな環境を提供し続ける会社です。

#記憶術に対する想い

学校教育だけでは、成功できない人がたくさんいる。良い学校を卒業しても、大成功している人もいれば、路頭に迷っている人もいる。反対に、学歴がなくとも、大成功をしている人もいれば、路頭に迷っている人もいる。一体何が違うのか?
「人、人、人、全ては人の質にあり。」
その人の質=脳力を引き出すために、私たちは日常生活の全ての基盤になっている"記憶"に着目をしました。

「脳力」が開花すれば、人生は無限の可能性に溢れる!

その方自身の真にあるべき"脳力"を引き出していただくために、Next Educationが発信する情報を少しでもお役立ていただければ幸いです。

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